(3)リールの特性


 カゴの超遠投釣りでのポイントはリールの特性にあります。

両軸リールでは、キスの遠投釣りの様に200mから

300mを目指すほどは望めませんが

100mから120mは飛ばすことが出来ます。

普通のカゴ釣りは30mから60m程ですから

かなりの遠投と言えます。


逆に、キス釣りの竿とリールでカゴの仕掛けを投げても

100mは飛びません。


このようにリールや竿にもそれぞれに特性の違いがあり

この特性の違いをよく理解しないと

どんなにすばらしい道具を揃えても

トラブルばかりで釣りになりません。


遠投をする上では、投げた仕掛けに抵抗を与えず

仕掛けが飛ぶ力を持続させることが大切です。


これはスピニングリールも同じですが

スピニングリールで投げた仕掛けは

仕掛けが道糸を引き続けリールのスプールから

道糸を引き出し続けなければなりません。

このとき道糸がスプールより回転しながら解け出る為

スプールやガイドにぶつかり抵抗が生まれ

仕掛けの飛距離を伸ばせません。

このような事を考慮するためにスピニングリール仕様の竿は

ガイドの口径が大きく、ガイドの間隔が離れているのです。



 一方、両軸リールは仕掛けを投げると

スプールが回転し仕掛けが飛ぶ飛ばない関係なく

楽に100mは道糸を押し出すのです。

道糸にかかる抵抗も少なく、仕掛けが道糸を引き続けなくていいので

飛距離も伸ばせるのです。


仕掛けが飛ぶために掛かる抵抗は

両軸リールはスピニングリールの半分程と考えられます。



 「両軸リール仕様の竿はなぜガイドが多いの?

ガイドが少ない方が、抵抗がより少ないのでは?」

と疑問が出ますね。


 両軸リール仕様の竿には

小さなガイドが数たくさん付いているのは

投げるタイミングを安定させる事に意味があります。


 ガイドが少ない竿は投げる前と比べて

投げる途中とでは仕掛けの垂らしの長さがかわってしまい

投げるタイミングが取りづらいのです。


 これはガイドが少ないために竿が曲がると

道糸は竿と同じようには曲がらず

ガイドとガイドとを結ぶ多角形になってしまい

投げ始めの穂先までの道糸の長さより道糸が余り

これが垂らしになってしまい投げるタイミングが取りづらいのです。


 一方、ガイドが多く使われている竿は

垂らしも少なく安定して投げることが出来ます。


投げるタイミングについても後ほど詳しく説明いたしますが

リールも竿もそれぞれに特性があり

この特性をよく理解し選び、使いこなす必要があるのです。



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