(4)バックラッシュ


道糸がリールの中でメチャメチャになってしまった経験

皆さんはありませんか?



 これはリールの特性に原因があります。

使い慣れたスピニングリールとは違い両軸リールは

投げた力加減でスプールが回転し

道糸の出る距離が瞬時に決まってしまいます。


 リールが送り出すこの道糸の距離と

竿で振って投げた仕掛けの飛ぶ距離とに誤差が生じ

仕掛けが飛ぶ力を失っていてもリールはまだ道糸を送り出してしまい、結果

道糸は出て行けずスプールの中で膨らみ

挟み合い、絡み合ってしまい

時には道糸がスプールの中で切れたりします。

この状態を「バックラッシュ」といいます。


釣り人の中には「パーマ」と呼ぶ人もいますが

バックラッシュを経験された方からは「これさえなければ!」

なんて声もよく耳にしますが

バックラッシュはリールの特性をよく理解し

バランスの良い仕掛けと竿の振り方をマスターすれば起こしません。


 バクラッシュが怖くて力強く竿を振れなかったり

はては超遠投を断念することのないように

バックラッシュを解く練習も必要です。

なぜなら

バックラッシュはどんなベテランでも環境の変化や

仕掛けの出来不出来で起こしますが

自信を持って解き、すぐに原因を考え

対応し、次の釣りに繋げていくのです。


是非、皆さんも解く自信をつけて

その自信を力強く投げる力に変えてください。



 バックラッシュは、スプールにブレーキを掛ける事で防げます。

例えば、リールが100m程回転しても

仕掛けが何らかの抵抗を受けて、60mしか飛ばないとします。

リールの道糸は仕掛けの速度が落ちた時点(約20から30m)

から膨らみ始めます。

この時に、リールを持つ手の親指でスプールに軽く触れてブレーキを掛け

飛ぶ仕掛けとスプールより出る道糸のバランスを取ります。


これを「サミング」と言います。


 サミングは投げた瞬間より絶えず親指をスプールの上に位置し

回転中の道糸に触れるか触れない程度の距離で待ち

膨らんできた道糸にすかさずブレーキを掛けるようにします。

 
 両軸リールは特性上

仕掛けの着水時にスプールの停止をしなくてはならず

仕掛けより目を離せません。

リールを実際に目で見て確認しながら出来ませんので

集中して練習が必要です。

リールを持つ手の親指はバックラッシュを防ぐ第三の目なのです。


ちなみに、バックラッシュはどんなベテランの釣り師でも起こします。

バックラッシュの要因は仕掛けとスプール回転のバランスですが

熟知したベテランが作った立派な仕掛けでも

上空の風の影響や

釣り場の環境による精神的な誤りで起こします。

変に他の釣り師と勝手に競ってみたり

自分より遠くで魚を掛けたりすると

変に力が入りホームが崩れてしまいます。

ここで、ベテラン釣り師は熟知した経験を生かし

自分でバックラッシュの要因に気づき、修正出来るのです。


 バックラッシュを防ぐには、両軸リールの特性を理解し

精神の安定とリールに合ったホームをマスターする事が大切です。



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