(2)遠投浮き


 浮きは軽くて遠くでも良く確認できる物を選びます。

浮きの全長の真ん中近くで重心が取れている物が遠投向きと言えます。

市販されている浮きの中には

ある程度バランスが考慮され錘が入っている物も有りますが

この錘が小さい物、1号くらい
の物を使います。

 中通しの浮きも遠投に使えます。

しかし、大勢が竿を出す釣り場などでは、流している仕掛けの確認ができず

他人と絡んだりと、トラブルになる事があるので注意が必要です。


 主に使用される遠投浮きは

材質の軽い発泡ウレタン製の胴体に心棒が通り

蛍光色の大きな羽が
3枚から4枚付き

反対側にバランス用小さな錘が付いています。

又、硬質発泡製の棒浮きも、軽さやバランスが良い物は飛びますが

熱に弱く保管の場所が悪いと、胴体が曲ってしまい使えなくなります。

 

 遠投をする上で仕掛けを投げた場合

飛ぶ動力を発生させるのはカゴです。

浮きはこのカゴにバランスよく着いていかなくてはなりません。

浮き自体のバランスが悪いものは

飛行中のカゴにも影響を与え失速させてしまうので

浮きの選択や自作には大変気をつけなければなりません。



 遠投の釣り師が使用している浮きは

それぞれが苦心し自作を繰り返したり

良い物を目で盗み真似をして広がって来ました。

もしくは、釣り人同士が伝え合い大事に使っているのが現状です。

それが高じて、浮きを流してしまった時に回収する浮きまで作ってしまいました。

浮きを作っている釣具業界からすれば

「浮きが売れなくなる!」なんて声も聞こえそうですが

よくしたもので回収するにも、熟練したコントロール技術が必要になるのと

羽付きの浮きでないと回収が困難なのです。

今では、こうした遠投浮きも大手釣具メーカーの専用竿の販売を期に

浮きメーカーの参入も始まったようです。



 少し話が横道にそれましたが

遠投用の浮は静岡県伊豆の一部地域にベテラン釣り師の方が作ったものや

浮きメーカーのものが釣具店にありますので、初心者の方はこれを買い求めてもよいでしょう。

浮きの価格については様々のようですが

想像も出来ないほどのスピードと空気抵抗を受けるのは事実なので

品質を基準に選ぶ事をお勧めします。



 ベテランの釣り師の方は

買い求めるのは素材だけで、浮きの胴体はもとより

羽までも一枚一枚切り、その形まで各々の個性として楽しんでいるようです。

興味のある方は一度チャレンジしてはいかがでしょうか?

自分で作った浮きが120mの彼方へ飛ぶ様子は言い知れぬ喜びとなり

彼方より魚信からの知らせがあり強く海中に消し込めば

わが目を疑わんばかりの感動があなたを包むことでしょう。


 


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